この本を手に取ったきっかけは、
「マインドフルネス」について検索をしていて、出てきたことです。
マインドフルネスという言葉はよく聞くのに、理解できていなかったので
図書館で借りました。
マインドフルネスを中心に扱う内容の本ではありませんが、
外国人(イタリア人)の著者が日本の文化について書いている、と
いう点に、面白そう!と感じたのも借りた理由の1つです。
著者が日本に住みながら、
「自分の生活に取り入れた日本文化」と「心と体の健康」が
関連づけられた内容になっていて、面白かったです。
この本は、著者が以下の人に読んでもらいたいと思って書いたそうです。
①日本人で、外国目線での日本という国を再発見したい人
②外国人で、日本を知りたい人
③イタリア、ヨーロッパについて興味がある日本人
④日本に住む外国人で、文化の違いに戸惑いを感じている人
私は完全に①。そして③も該当しました。
筆者が、銭湯・温泉、茶道体験、断捨離、座禅、和食…など
自身の体験を通して感じたことを正直に書いていて、面白かったですね。
「へぇ、最初はそう感じたんだぁ、なるほど」
「それについては、そんな風に見えるんだ」
と、外国人の気持ちがわかりました。
面白い感想はいっぱいあったのですが、思わず笑ってしまったのは
「電車の中で眠っていて『駅に到着したときに目を覚ます』という、日本人の特別な力を見た時に最初驚いた」
と読んだこと。
「これ、私だ!えー、驚かれる能力なんだ」(笑)
著者いわく
’日本人が電車の中で眠りにつくことができるのは、
国の犯罪レベルが低いことの表れ’なのだそうです。
日本が「治安の良い国」だからこそ、
「電車で眠る」ことが可能なことなんだと確認できました(笑)
もしかしたら外国では、電車で寝るなんてありえないんでしょうね。
日本の食事についても、
日本のお弁当・食材・寿司・懐石料理・会席料理・季節の料理・和菓子…など
外国人から見た視点や、知っているようで知らなかった知識をただして
くれるような解説を読むことができて、新鮮な気づきがありました。
食事の内容だけでなく、「腹八分」などの考え方についても
あらためて確認できてよかったです。
冒頭に書いたように、
私がこの本を読んだきっかけは「マインドフルネス」に関心があったから
なのですが、
それについてもわかりやすい説明があり、理解することができました。
「マインドフルネス」:「瞑想」=「目的地」:「交通手段」
と、理解できました。
著者は、瞑想を始めてから、仕事の集中力がアップしたそうです。
瞑想によって、自分自身と深く向き合い、心の平穏を得られるそうで
やらないのはもったいない、とのこと。
私も、日々にどのように取り入れるかを考え始めました。
この本を読んで、 一番驚いたことは
「いきがい」という概念が日本特有のもので、外国には同じ概念がないということ!
自分も人生後半にさしかかり、いろいろな本を読むと
「いきがい」という言葉に何度も出会い、
「『いきがい』がいかに人生に大切か」という気づきはあったものの
それが日本特有の考え方とは知りませんでした。
すごく深い概念で、英語で一言で表す言葉もないため
「ikigai」とそのまま使っている本もあるそうです。
「ikigai」を外国人が研究すると、こんなふうになるとか。👇
この表を日本語にするとこう👇
うーん、でも、違いますよね。
私の母や、高齢の義母は
「孫の成長を見ているのが、私の『いきがい』」
といいます。
お金が発生しないことにも、日本人は「いきがい」を感じているのを
実際に間近で見ているので、ちょっと違うなぁと感じるのです。
以下の説明のほうがしっくりきます。
今回この本を読むことで
「いきがい」についていろいろ考えるきっかけにもなりました。
また、他にも自分たちが当たり前に日々触れていることについて
新しい発見がたくさんありました。
そして
「あー、日本の文化ってすばらしいんだなぁ」
と再確認できました。
筆者いわく「本当に元気な人とは、心と体のバランスが完璧な人」。
日本文化のよいところを取り入れながら、日々いかに2つのバランスを上手にとるかが、
人生をより良く生きるための鍵だと実感しました。
この本を通して、著者の言う「日本の文化的健康法」を
是非取り入れてみるのはいかがでしょうか?
YouTubeのUmiチャンネルでは、ピアノ伴奏音源&コーラスで歌ってみた、などの
動画をアップして、おかげさまで登録者2900人です。
以下、竹内まりや「プラスティックラブ」コーラスver.です。
是非ご覧ください♬
#パメラデサンティス
#日本人がきづいてほしい健康的習慣
#日本文化
#生きがい
#ikigai
#本
#茶道
#抹茶
#日本食
#心の健康
#体の健康
#マインドフルネス
#瞑想
#日本文化の良いところ
#外国人が見る日本文化#コーラス
#合唱